USCMAを受験するには、下記の手続きが必要です。
- IMAへの登録料(IMA membership fee)の支払い:275ドル(1年間有効)
- 受験申請(CMA entrance fee)の支払い:280ドル(3年間有効)
- 試験料金の支払い:460ドル/1科目
- 試験日の予約
- 試験会場での受験
USCMAを初めて受験する方にとって、試験会場はどんな感じかとか、どのような流れで試験が進むのかなど、気になるところかと思います。
この記事では、実際にわたしの受験経験から、主に④試験会場の予約と⑤試験会場での受験について解説しています。
初めて受験する際の参考にしていただければ幸いです。
また、私が試験会場で受験の際に経験したトラブルとその対応についても記載しています。
試験会場の予約
受験可能期間
USCMA試験はTesting Windowsと呼ばれる3つ受験可能期間が設定されているので、自分の希望するTesting Windowsを選択して、IMAのサイトから受験登録を行います。
- 1月/2月
- 5月/6月
- 9月/10月
受験登録は、2月、6月、10月の15日以降に締め切られるのでそれまでに、受験登録する必要があります。
試験料金の支払うと、IMAからメール(CMA Exam Authorization Letter)が届きますので、それから自分自身で、試験会場、試験日の予約を行います。
試験会場
USCMA試験は、世界各地にあるプロメトリックテストセンターで受験できますが、日本では下記の東京と大阪の2会場です。
- 御茶ノ水ソラシティ会場:
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティアカデミア5F
(JR「御茶ノ水駅」聖橋口徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B2地上徒歩1分または地下出口直結) - 中津会場:
〒531-0071 大阪府大阪市北区中津1-11-1 中津センタービル7F
(地下鉄御堂筋線「中津駅」 2番出口より右へ徒歩1分)
なお、車椅子での受験など合理的配慮の提供も可能とのことです。詳しくは、プロメトリックテストセンターのホームページ(配慮申請)をご確認ください。
わたしは、大阪にある中津会場で受験しました。
最寄り駅は、地下鉄御堂筋線「中津駅」ですが、阪急梅田駅から徒歩で向かいました。
なお、2022年1月から自宅受験(Remote Testing)が可能になりましたが、現在(2024年4月)一時停止されております。
自宅で受験できれば、東京や大阪近郊に住んでいない受験生にとっては、利便性が格段に上がりますよね。
現状、IMAとプロメトリックは再開できるように改善を続けているようです。再開に期待します!
試験日の予約
- 試験日の予約は、プロメトリックホームページにアクセスして行います。
- 3つ受験可能期間であれば、原則として祝日を除く毎日受験することが可能です。
- 試験開始時間は、午前(9:00開始)と午後(13:30開始)の2つから選択します。
USCMAは、受験可能期間であれば、土日でも自分の希望するタイミングで受験ができるので、平日忙しい方にとっても、受験しやすくなっています。
ただし、予約は先着順に埋まっていきますので、早い目に受験計画を立てて、予約することをおすすめします。
プロメトリックにアクセスすると英語表記となりますが、右上の言語で日本語を選択し、「DONE」ボタンをクリックすると日本語の表記となります。
USCMAを受験する方は、英語が得意かと思いますが、テストセンターへ持参する身分証明書など、細かい説明が書かれていますので、日本語で内容を確認したうえで、試験日の予約手続きを進めることをおすすめします。
なお、試験日の予約後、予約の確認、変更、キャンセルは24時間いつでも可能です。
しかし、試験日を違うTesting Windowsに変更することはできません。また、試験日の 3 営業日前午後 12 時 (正午) までに予約変更を完了しなかった場合は、手数料が発生する場合があります。
詳しくは、プロメトリックの予約のスケジュールのページで確認ください。
また、予約する際など「テストスポンサーの選択」、「プログラムの選択」のプルダウンから「Institute of Certified Management Accountants」を選択します。(選択肢には、USCMAとは出てこない)
試験日当日
集合時間
試験当日は、テストセンターにおいて、試験開始前に本人確認など、規定の手続きがありますので、テストセンターには必ず試験開始時間の30分前には到着する必要があります。
遅刻すると受験できない場合があり、再予約には手数料が必要となりますので要注意です。
テストセンター到着後から受験までの流れ
- テストセンターに到着後、窓口にて身分証明書を2点提示し受付を行なう
- 受付が終わるとロッカーのカギと受験の際の注意事項が書かれたシートが渡される
- ロッカーにパスポートなど持込許可されているもの以外を入れて、名前が呼ばれるまで待合で待機する
- 名前が呼ばれたらテストルームの前室に入り、指紋の採取、金属探知機など厳正なセキュリティチェックを受る
- 一通りのチェックが終わるとテストルームの自分の席まで案内される
- 着席し画面上で解答方法などの説明を確認後、自分で試験スタートをクリック
予約した時間帯には、自分以外の複数の受験者がいるため、上記①の受付順にテストルームの前室に通されます。
試験開始の30分前ギリギリで行くと、かなりの時間待つことになるので、早めにテストセンターには到着することをおすすめします。
(わたしは、コロナ渦に受験しましたが、コロナ予防の対応もあったためか、受付から1時間程度待ちました!)
受験中のPC動作不具合およびその対応
この章は、わたしが受験したときのPC動作不具合の概要とその後の対応を記載します。
PC動作トラブル概要
PART2受験時、試験中にPCが動かなくなりました。
具体的にどのようにPCが動かなくなったかというと、以下の通りです。
- セクション1の100問をすべて解答したにもかかわらず、進行度表示が90%のままだった。
- セクション1の残り時間が残り20分くらいになったとき、「End Section」をクリックしても画面が切り替わらなかった。
- セクション1の残り時間が0になっても画面が切り替わらなかった。
要するに、セクション1(選択問題)の100問を解答し、次のセクション2(エッセー)に進もうとセクション1の終了ボタンを押しても画面が切り替わらなくなったということです。
また、通常は、セクション1の解答時間が無くなった時点で、次のセクション2に進むはずですが、PCの画面が切り替わらず、固まったままの状態でした。
そこで、テストセンターの担当者に通報しました。しばらく待ちましたが状況は変わらず、いったんテストルームから退席させられました。
その後もテストセンターの担当者の方は、本部などに連絡するなど、復旧に手を尽くしていただきました。
その結果、約2時間後、PCは復旧したとのことで、再びテストルームに入りPCの前に座りましたが、すぐに試験終了後のアンケート画面が表示されてしまいました。
したがって、今回の私の成績は、セクション1の正当割合が50%以下と判断され、セクション2には進むことができませんでした。
しかし、セクション1の100問をすべて解答したにもかかわらず、進行度表示が90%のままだったことや、PCが試験の途中で固まってしまったことで、本当にわたしの解答がすべて正常に判定されたのか疑問が残りました。
また、テストセンターの担当者の方に、次のようにアドバイスを受けました。
テストセンターから、試験の主催者であるIMAに今回のPC不具合について報告するので、そちら(わたし)からもこの一件について報告するようにいわれました。
IMAの試験委託先であるテストセンターと受験者であるわたしの両当事者から報告すると再受験など、なんらかの対応を取ってくれるのでは、とアドバイスをいただきました。
IMAへの連絡
わたしは、テストセンターのアドバイスに従い、IMAにメールにて連絡しました。
メールの内容としては、上記に記載したとおり、PCが動かなくなった状況の説明をまず記載しました。
状況を説明したうえで、本当にわたしがセクション1で解答した100問が、適正に採点されているのかが一番気になるところでしたので、適正に採点されている調査してほしいという要望しました。
なお、米国にあるIMAへのメールなので、当然英語での記載が必要ですが、機械翻訳ツール(DeepL)を利用しメールを作成することができました。
数日後、IMAからメールの返信がありました。
返信の内容としては、「技術的な問題が発生したため、次の試験期間で無料で再試験を受けれるように手配する」とのことでした。
結局、適正に採点されていたのかはっきりとした回答は、IMAからはありませんでしたが、単にセクション1の点数が低かったので不合格とせず、再試験を手配するなど、柔軟な対応をとってくれた所に、IMAに対し好印象を持ちました。
まとめ
試験日の予約
- プロメトリックテストセンターのサイトで自分で試験日の予約をする
- 予約可能期間(1月/2月、5月/6月、9月/10月)がある
- 日本で受験できるテストセンターは2か所(御茶ノ水ソラシティ会場、中津会場)
試験日当日
- テストセンターには必ず試験開始時間の30分前には到着する必要がある
- テストセンターには30分前ギリギリではなく、早めに到着するのがおススメ