受験資格と認定要件

受験時には、USCPAのように大学卒業の要件など、特別な資格はいりません。

ただし、試験2科目合格後、IMAにUSCMAとして登録するためには、教育要件と実務要件を満たす必要があります。

教育要件

USCMA試験の教育要件を満たすには、以下のいずれか一つをクリアする必要があります。

4年制大学卒業の学位:どの学部を卒業したか、という制限はありません。

また、USCPA(米国公認会計士)のように特定の会計単位を取得の要件はありません。日本で認可を受けた一般的な4年制大学を卒業していればクリアできます。
なお、この要件は受験時は不要で、2科目合格後、 登録時(合格後7年以内)にIMAに教育証明書を提出すればよいことになっています。

IMAは、自分の卒業した大学が認定されているか、以下のリンク先の一覧で確認することを推奨しています。http://univ.cc/world.php.

特定の専門資格を取得:上記の大学卒業の学位の代替えとして、日本の公認会計士、税理士、証券アナリストのいずれかの資格を保有している場合、教育要件を満たしたものとされます。

実務要件

継続する2年以上の実務経験:合格後、USCMAとして認定されるためには、2年以上の実務経験を積む必要があります。
なお、実務経験は、合格日前後7年間の経験を算入することができます。

実務経験の内容:財務会計、管理会計、財務分析、予算編成、経営コンサルティング、監査など、幅広い分野の実務経験が認められます。

この実務経験は、具体的には、以下のとおりで、企業の経理・財務部門で勤務していればクリアできる内容と考えられます。
(IMA発行のCMA Handbookから一部抜粋)

  • 財務諸表の作成
  • 財務計画と分析
  • 月次、四半期、期末決算
  • 監査(外部または内部)
  • 予算作成および報告
  • 総勘定元帳と貸借対照表の管理
  • 原価計算と分析
  • コスト管理
  • 財務システムの開発と提供
  • 財務テクノロジーの導入および管理
  • 税務会計、分析、プランニング
  • 戦略立案および戦略管理
  • サステナビリティ報告
  • 大学・カレッジレベルでの管理会計または財務管理の指導

まとめ

要件内容備考
教育要件4年制大学卒業の学位
(学部は不問)
合格後7年以内に教育証明書を提出
実務要件2年以上の実務経験合格前後7年間の経験を算入できる
認定要件