USCMAの概要
- USCMAとは何ですか?
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USCMAは、United States Certified Management Accountantの略で、日本語では「米国公認管理会計士」と訳されます。
管理会計、財務分析、経営管理などの専門知識を持つプロフェッショナルであることを証明する国際的に認知された資格です。
- USCMAはどのような団体が認定していますか?
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Institute of Management Accountants(IMA(米国管理会計士協会))という米国の専門家協会が認定しています。(所在地:米国ニュージャージー州)
受験資格
- USCMAの受験資格はありますか?
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受験自体に学歴や職務経験の要件はありません。
ただし、試験合格後の資格登録時(ライセンス取得)には、4年制大学卒業の学位と管理会計・財務管理に関する継続的な2年以上の実務経験が必要です。学位は学部を問いません。実務経験は合格前後7年間のものが認められます。
- 大学在学中でもUSCMAを受験できますか?
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はい、受験できます。ただし、試験合格後の資格登録時には4年制大学の卒業資格が必要です。
試験制度
- USCMAの試験はどのように構成されていますか?
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USCMA試験は2つのパートで構成されています。
- Part 1: Financial Planning, Performance, and Analytics(財務計画、業績管理および分析)
- Part 2: Strategic Financial Management(戦略的財務管理)
- 試験はどのような形式ですか?
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各パートとも、100問の多肢選択式問題(Multiple Choice)と2問の記述式問題(Essay)で構成されています。試験はコンピューターベースで行われます。
- 試験はどこで受験できますか?
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世界各地のプロメトリックテストセンターで受験できます。日本国内では、東京と大阪にテストセンターがあります。
- 試験の合格点は何点ですか?
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各パートとも500点満点中、360点以上で合格となります。
- 試験の出題範囲はどのようになっていますか?
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- Part 1: 財務諸表分析、予算編成、業績管理、原価管理、内部統制、テクノロジーと分析
- Part 2: 財務諸表分析、コーポレートファイナンス、意思決定分析、リスク管理、投資決定、職業倫理
- 試験の合格に有効期限はありますか?
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はい、申込登録を行ってから3年以内に2科目合格する必要があります。
※試験を受験された日ではなく、受験申請(CMA Entrance feeの支払い)を行った日から3年以内。
- 試験は日本語で受験できますか?
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はい、2025年6月より日本語での受験が可能になりました。
資格登録
- 試験合格後、どのように資格登録を行えば良いですか?
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試験に合格後、IMAの会員であること、4年制大学卒業の学位を有すること、そして関連する2年以上の実務経験を証明することで資格登録ができます。
- 実務経験として認められるのはどのようなものですか?
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財務会計、管理会計、財務分析、予算編成、経営コンサルティング、監査など、幅広い分野での実務経験が認められます。なお、実務経験は、合格日前後7年間の経験を算入することができます。
- 資格登録後も維持するために必要なことはありますか?
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はい、資格を維持するためには、毎年のIMAの会員登録の更新と毎年30単位以上の継続教育(CPE)を受講する必要があります。30単位のうち、すくなくとも2単位の倫理に関する単位を取得することが必要です。
継続教育の単位は、おおよそ1時間で1単位となります。
その他
- USCMAの難易度はどのくらいですか?
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一般的にはしっかりと対策をすれば合格可能なレベルと言われています。ただし、英語での受験となる場合、英語力も考慮に入れる必要があります。
- USCMAを取得するメリットは何ですか?
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管理会計の専門知識とスキルが身につく、キャリアアップや転職に有利になる、国際的に認知された資格である、などが挙げられます。
- USCMAの学習にはどのくらいの期間が必要ですか?
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個人の学習経験や背景によって異なりますが、一般的には6ヶ月から1年程度の学習期間を見ておくと良いでしょう。
- USCMAの合格率はどれくらいですか?
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IMAによると、Part1、Part2ともに平均約50%です。